アスリートのカモネギ問題について

鴨が葱を背負って来る

鴨鍋に葱はつきものだが、鴨が自分で葱まで背負ってやって来てくれれば、すぐに食べられて好都合であることから。
多くは、お人好しが、こちらの利益になる材料を持ってくることを言う。
略して「鴨葱(カモネギ)」とも。


カモられてませんか?

陸上選手のマネジメントを通じてかれこれこの2年スポーツ選手とお仕事をしてきて感じたのは。

「アスリートがカモられている」ということ。

しかもカモられていることを本人は気づいていないということ。

これは自分にもいえる話なので自戒の意味も込めて疑問を投げかけたいのですが、東京五輪を控え日本はスポーツバブルというかスポーツに注目が集められていますよね。

当然お金にも繋がるので企業もこぞってスポーツ関連のビジネスを始めてます。

こんなこと言っている私もそのうちのひとりです。


社長型奴隷

先日「社長型奴隷」という言葉をネットで見かけました。

アスリートの方にも通ずるお話なのではないでしょうか。

社長型奴隷とは、「一緒に会社を立ち上げないか?」とか、「出資するから社長やらないか?」といった一見「良い話」に乗せられて社長になったはいいけど肝心の「株(かぶ)」は一切持たされず、株を保有するオーナーに自分の時間を掠め取られている状態のことをいうようです。

社長型奴隷がすべてダメといいう訳ではなく、その分しっかりと役員報酬を貰っているなら問題はないと思います。自分で納得してあえてカモられているなら。

しかし、社長というのは社員とは違い最低賃金の保証はありません。

私も会社を立ち上げた最初の年は、月の給料(正確には役員報酬)が8万円でした。

もちろんほぼ毎日休み無しで働いてます。

しかし、私の場合は自分で立ち上げた会社なので100%株を保有しております。つまり、自分で役員報酬を決められそれが当時の実力でしたので何も問題がありません。報酬を増やすぞと頑張るだけです。

これが、株を持っていない場合、株主(オーナー)に役員報酬額を含めすべての決定権を握られます。

つまり、会社設立当初の一番大変な時にどれだけ働いてもたいしたお金はもらえず、その事業が軌道に乗ってこれからいっぱいお金を貰えるぞという時にクビを切られる可能性すらあるんです。

あくどい出資者にとっては、労働力を社長という名の下に最低限で使い、いざ失敗した時は最低限の損失、成功した時はいかようにも懐に入れられる最高の状態です。

こうならないためにも、会社を設立するなら株を持たせてもらえるのか、そうでない場合でも双方の役割や責任を明確にした契約を結ぶ必要があります。

今は1円からでも会社は設立できるので、せめて数十万円くらいは自分で用意をしてそれを元に自分がオーナーとなって会社を立ち上げるべきです。

この最初の数十万を用意できずに一生カモられるなら、ちょっと我慢してバイトしてオーナー兼社長になったほうがよっぽど良いとは思いませんか?

今はクラウドファンディンもあるので、本当に素晴らしい事業ならお金は集まりますよね。

会社設立ではなくとも、一緒になにか事業を開始するという時はいくら信用できる友達だったとしても、その友達の為にもきっちりと契約を結ぶべきだと思います。

私がマネジメントさせてもらっている陸上選手の猿山力也は、小学校中学校の同級生ですが、親しき中にも礼儀ありをモットーにお金の話に関してもきっちり細かく契約を結んでおります。


ちなみにカモられるといえば、私が昔キャバクラでボーイをしていた頃、とある儲け話に騙されて給料一ヶ月分カモられました(笑)


たいてい悪い人は、良い人のフリをしてあなたに近づいてきます。

◯◯してあげるよ、◯◯していいよ、と。

「只(タダ)より高いものはない」

そう身に沁みております。


アスリートの皆さんは、人生の全てを自分のカラダに注いでいると存じます。

この能力は唯一無二ですので是非とも安売りしないでいただきたいです。

自分では当たり前でも一般人にとってはとんでもない価値があります。

自分の魅力を存分に引き出してくれる人と一緒に行動を共にをするべきです。

アスリートの皆さんほど特筆した能力のある方は今はネットもあるので大きな組織に属さなくとも自分の飯くらい食っていける時代です。

私もアスリートの方から必要とされるよう努めて参ります。

柳川 実

高校を辞めてから色々やって、今も色々やってます。今は子供に夢を与える仕事のお手伝いに夢中です。
【現在の肩書】エコキッチン株式会社 代表取締役/流山ホークアイ GM/猿山力也 マネージャー
【以前の肩書】建設現場 型枠大工/家電量販店 携帯電話販売員/キャバクラ キャバクラ店員マネージャー/新聞屋 新聞配達員/バイク屋 バイク整備/ラーメン屋 皿洗い

eco-kitchen/エコキッチン株式会社

楽しいことを”やる”集まり